puru Pera
2008年01月22日
18:07
以前、「
桃弥銀行さんに見る金銭観、ビジネス観」という投稿をしましたが、ほぼ同じ匂いのする証券会社があります。
なんと表現したらよいのかわかりませんが、同じ匂いなのです。
おそらく、その思想や信念体系が似ていると感じるからなのだと思います。
無理矢理言葉にするとしたら、「権力成功指向」とでもいいましょうか。
セラピーの分野等で使用される「パワートリップ」という言葉に近い感触です。
その証券会社さんの今日の「
MTG山種証券:宣伝についてのお礼」という投稿は、かなり興味深いですよ。
といいますか、面白いです。笑)
タイトルを「お礼」として中身の文章もそれらしく装っていますが、うかっりなのか意図的なのか、憤慨や怒りを露わに表現しているあたり、なかなか素敵な味を出しています。
少し長目の文章なのですが、本音はおそらく次の短い文章に要約されるでしょう。
>我々MTGはこの預金保証について善意の第三者であり、厚意で宣言しているものであり、
>この保証について誰にも何をとやかく言われる筋合いはありません。
>本来我々が保証する必要もないのです。
>
「文句があるなら代わりにお前がやってみろ」ということです。
「本来ならば保証する必要もない善意の第三者である我々が、厚意で宣言しているのだぞ。」という私的正義を振り回し。
「出来もしないヤツが文句を言うな。」と怒りをぶつけます。
ここには同時に、お前等に出来ないことが我々には出来るんだぞ、という誇示も含まれていますよね。
桃弥さんも山種さんも、一般的心情や情緒を欠く強固なビジネス的成功という信念を持っているように感じます。
ところで、情緒を失し私的正義により補強された硬い信念は、至る所で軋轢を引き起こします。
典型的な例がカルトや宗教なのですが。
まあ、関係ない話ですけれど。笑)